インネの日記・うたかた

over40 癌闘病、モラハラ離婚、日常雑記、本映画、育児、アンチエイジングなど

私の推しアイドル

出会いは2017年。

Youtubeで偶然出逢ったアイドルグループに突然はまってしまった。

正直な気持ちを書きたいのでグループ名の記載は避ける。

 

突然大好きになって

即ライブチケットを買って日本へライブに行った。

「アイドル」と呼ばれるジャンルなのでファンの年齢層が若い。

でも、若者にとっては30過ぎたらオバサン一括りだからいいや、

と思って、推しメンカラーのブルーのワンピースで参戦。

思う存分、手をぶんぶん振って、飛んで歌って踊って、最高に楽しかった。

 

偶然、お隣さんも同世代のおひとりさまで

とても親切にしてくれたのも、ファンを続けたきっかけ。

ブルーのワンピを着ていたので

私の推しメンキーホルダーを下さって

帰りに一緒にビールを一杯飲んだ。

 

(キーホルダーはガチャで

 推しメンのやつが出るまで回し続けなければならない

 あこぎな商売なんだわ)

 

これまで、辛いことが多かったので、笑

そのアイドルグループには随分と励まされた。

周りの友達には、良さが全く理解できないと言われたけれど

なんでだか大好き。

 

音楽業界のプロたちが「これが売れる!」と思って作った楽曲は

どれもこれもキャッチーで、はっきり言うとださい。(死語か?)

どこかで聴いたようなメロディーに歌詞。

たまに一緒に歌いながら笑いそうになる。

なんならダンスもちょっと変。センスがずれてる。

 

昭和歌謡ユーロビート、KーPOPとディズニー音楽をごった煮にした感じ。

ユーロビートとディズニー、初めて聞いても のれる日本人。

売れることを研究し尽くしたKーPOPに

さらに懐かしい感じが加わるとなんだか心惹かれるシステム。

 

ビジネス目的で作られているアイドルは他にもたくさんいるだろうけれど

なぜこんなに好きかと言うと

メンバー本人たちもシステムをわかっていて

その中で葛藤しながらまっすぐに頑張っているのが伝わるから。

みんなブラック企業で一生懸命働く人みたいに真面目で

真剣に前進しようとしている。

絶対いい子たちだと思う。

デビューしてかなり経つのに、擦れてない感がすごい。

どれほど格好つけても、根のよさと素朴さが滲み出てる。

 

シンプルに心を伝えるような歌詞をメンバーが歌うと

ダイレクトに心に響いて、私も頑張ろうって思える。

 

そんな中でもひとりを推しているのは

最初ほぼメンバー内で目立たなかったから。

ほとんどカメラに映らないのである。

全員マイクを持っているが

歌うパートなんてほとんどないし

コーラス部分もマイク音量ほぼ切られている。

想像するにグループ内でこの扱いは相当辛いはず。

曲の方向性を変わり、歌パートを貰えるようになると

ファンからは下手だ、歌うなと散々叩かれた。

私ならマイクを投げ出す。

 

なのに彼は投げ出すことなく(嫌になることも幾らでもあったと思うけど)

他のメンバーをリスペクトしながら自分が伸ばせることを頑張って

歌い、踊り続けた。

だから同じ曲でもいろんなヴァージョンを見て彼の姿を探す。

カメラに一瞬でも映る姿をずーっと追いかけていられる。

 

歌は、はっきり言ってうまくない。

ライブ配信とかで、音響さんの調整によってはめちゃめちゃ音が外れて聞こえる。

それもだんだん上手くなってきた。

彼の歌い始めの曲は、今だドキドキするけれど。

(ちゃんと歌い出せるか、音程外さないか)

 

彼の個性的な声も好きだけれど

やっぱりメンバーみんな好きだし、

それぞれの声が集まる曲が好き。

皆んなを応援してる。

 

だんだんファンとしての想う熱量は減ってきたけれど

私の人生の数年を励ましてくれたことは、いつまでも残ると思う。

ありがとう。

心からの感謝を伝えたい。