インネの日記・うたかた

over40 癌闘病、モラハラ離婚、日常雑記、本映画、育児、アンチエイジングなど

映画「私をくいとめて」

また孤独になったので、ドラマや映画を観ている。

生産的なことをすればいいのだが、気が進まない。

 

微妙に具合が悪いのだ。

今日うまい表現を思いついた。

頭蓋骨の中で脳が揺れている感じ。

今まで「目眩」っていうのとは違うんだよなぁと思っていたので

しっくりくる説明を思いついて、もやもやが晴れた。

 

想像したら、

脳がどろどろ腐敗しているイメージが浮かんで、考えるのをやめた。

バカンス中に息子とアニメのジョジョを毎日見ていたせいに違いない。

 

さてさて、今日観た映画「私をくいとめて」

私をくいとめて

フランスで公開していて、フランス人に勧められたのだが

タイトルは「TEMPURA」(天ぷら)

どうかしている。

 

HANABI 邦楽週間7夜連続、というので2作映画館で観た。

深田晃司監督作品「本気のしるし」

三島有紀子監督作品「Red」



「TEMPURA」も7作中のひとつ。

 

先週、なんとなく図書館で映画「勝手にふるえてろ」を思い出し

綿矢りささんの原作本を借りたところ。

「私をくいとめて」と原作、監督、制作スタッフが同じらしい。

なんと偶然。

綿矢りささんの作品は「蹴りたい背中」以来読んでいない。

読むのが楽しみになった。

松岡茉優さんの演技がすごいと思ったけれど

のんさんにも共通する迫力があった。

 

主人公、大丈夫なんだろうかと私まで心配になるほどだったが

なんだかポップに描かれていた。

主題歌の「君は天然色」がいい。

youtubeでオススメされるんで、よく一緒に歌ってたんだよね。

歌いたくなる歌詞なのだ。



A、ビューネくんじゃんと思ったけれど

中村倫也はビューネくんじゃなかった。笑

私も中村倫也のビューネくんが欲しい(違う)

 

というか「崖っぷちロマンス」っで軽く宣伝してるけど

それでいいんだろうか。

もっと大変な状況だと思うんだけど。

 

高橋愛と空気が微妙になるシーン。

綺麗な話で終わったが、この精神状態だと

実際あれでは終わらないだろうな。

その辺甘く描いてるのはわざとなのかな。

まぁ、色々と考えさせられる映画でした。

 

 

少し前に勧められて観た「あのこは貴族」も

偶然、邦画週間に選ばれていた作品のひとつだった。

こういうのって不思議と引き合うものだなぁ。

 

 

ついでに記録で、森絵都みかづき」を読んだので、ドラマも見た。

ながーい小説をドラマ版に短くしているのが、なかなかうまい。

以前2話くらいまで見ていたため

小説読みながら頭の中で動いているのは常に高橋一生永作博美だった。

久しぶりにこんな長い小説読んだ。

よく読めた!

森絵都さんの文章は本当に好き。

だけど、この小説は時代を意識した言葉選びをしていて、

よくもあるし気になりもするところだった。

ドラマの単純化に救われる部分もあるかも。

ドラマの方がみんな幸せそうで、気持ちよく見られる。