インネの日記・うたかた

over40 癌闘病、モラハラ離婚、日常雑記、本映画、育児、アンチエイジングなど

映画記録「ミッドナイトスワン」他

けっこう映画を観たと思うのだけれど、もうすでに何を観たか忘れそうだ。

というわけで、たった今見終わった「ミッドナイトスワン」(2020)

毎回のことながらネタバレあり。

ミッドナイトスワン

いろいろなことを考えさせられる、いい映画だったと思う。

トランスジェンダーの凪沙と親からネグレクトを受けた姪、一果が出会いお互いを理解していくお話。

 

演じる草なぎくんと、バレエダンサー服部樹咲さんのバランスと雰囲気がとてもいい。

二人ともいい存在感を出している。

そうだな、きっと全体のバランスがいいのだと思う。

不安、恐れ、憤り、そこにふと心が緩む瞬間が入り混じっていく。

 

まぁ、これは泣くパターンで、草なぎくんは死んじゃうんだけど

海外でのコンクールを凪沙が見ているラストのが希望があってよかったな。

 

服部樹咲さんさん、この時13歳で演技初めてだって!すごいな〜。

 

 

続いて、あとふたつでコンプリートの吉田大八監督作品の一つ

「羊の木」(2018)

羊の木

殺人の罪を犯し出所した人たちを過疎化した市が受け容れることになったという設定のお話。

錦戸くんが担当市役所職員で、

頼りない感じがよく全体をまとめています。

どこか既視感を覚えますが、いい役じゃないかな。

六人もいれば、それぞれのストーリーが短くなるのは仕方がなく

想像させて補う程よい手法だと思う。

 

奇妙な祭り、どろろさまと

松田龍平が普通っぽいのに軽く人を殺していくのが気持ち悪い。

いやーな、微妙な気持ちにさせるのが目的なのだろうけど

受け入れられなかった。

 

意図せず、二作品に通じるテーマ、

映画は社会性を持ち合わせるべきか。

どうだろう。考えたけど、答えは出なかった。

 

 

ついでに、元気が出る映画で検索してふたつ観た。

「キセキ」(2017)

「ジャッジ!」(2014)

どちらも全然元気出なかったし、あまり好きじゃなかった。

 

元気出る映画でも観るか、と思えるくらいには元気になってきたのだ。

面白い映画ください、グーグル検索。

 

あ、ひとつだけ。

「キセキ」はGReeeeN誕生の実話なんだけど、メンバーが

菅田将暉横浜流星成田凌杉野遥亮なのね。

横浜流星が出ていることに最後まで気付かなかった。

このメンバーだと菅田将暉の次に成田凌の存在感よ。

宣伝では菅田将暉横浜流星で売ってるんだけどね。

それはさておき、この4人キャスト選んだのって素晴らしいなって

変なところに感心した。

 

 

 

映画「美しい星」で宇宙船を呼ぶ

最近、ほぼ映画のことしか書いてないけど、また映画記録。

 

またまた吉田大八監督「美しい星」(2017)を見ました。

偶然です!やっぱり呼ぶのかな〜

(最近「騙し絵の牙」2021と「クヒオ大佐」2007も観たのだ!

 あとふたつでコンプリートだ。こうなるとなんだか観たくなる)

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なんか最近、リリーフランキーばっかり見てる気がする。

前回書いた「ブランク13」の癌で亡くなったお父さんもそうだった。

役者さんは父、リリーフランキー、母、中嶋朋子、息子、亀梨和也、娘、橋本愛です。

なかなかいいバランスの家族です。

 

原作はなんと、三島由紀夫SF小説(1962)だそうで、未読です。

三島由紀夫の本は、爽やかなやつ2冊しか読んでなくて

SFも書くのかと驚き。本人お気に入りらしいし、読んでみたい。

 

以下ネタバレ。

映画は小説を大胆解釈してだいぶ違うそうだけど、

私は結構好きなタイプでした。

 

家族は自分のことをそれぞれ、火星人、水星人、金星人だと思ってるんだけど

それが本当なのか、思い込みなのか最後まで両方の可能性があるところがいい。

勢いのある動きも楽しいし。

私も一緒に宇宙船を呼んだ、笑

原作と違い、お母さんだけ地球人設定なのも、ちょっといじけてていい。

お父さん、また癌で亡くなるんだけど、、、

リリーフランキー何回癌で死ぬつもりだ。

 

 

そしてその前に観たのが「星の子」(2020)

これまた偶然「美しい星」同じく、母親が怪しい水の販売にはまるのだ。

こちらの方が宗教メインで

親の影響を受ける子供たちの現実を描いている。

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こちらの家族は父、永瀬正敏、母、原田知世、娘、芦田愛菜ちゃん。

永瀬正敏久しぶりに見たな。

お姉さんが、蒔田彩珠あじゅって読むんだって)

ドラマ「妻、小学生になる。」に出てて、感じがいいなと思っていた。

 

周りを岡田将生、高良建吾、黒木華大友康平が支えてます。

岡田くんが最低なだけの先生で、いいところなしでおかしかった。

岡田くんのキレ役、いいね。

 

なんか稚拙な感想だ。

「美しい星」観る前に観たので、だいぶ忘れてきてるのよ、笑

 

子供たちだけがバスに集められ

普通に楽しそうに遊んでいるシーンがあって

その普通加減に、本当らしさを感じた。

子供たちにとっては、宗教とか関係なく、

同世代の子たちで集まってお泊まりに行くの楽しいってだけなんだろう。

そんなところから、宗教が日常になってしまうんだろう。

経験の少ない子供たちを懐柔して巻き込んでいく恐ろしさを感じた。

 

これは黒木華が出ていれば間違いないだろうと思って観たのだった。

 

そして今日は「ちょっと今から仕事やめてくる」(2017)


「今日は会社やすみます」じゃないよ、笑

 

黒木華ちゃんが出ているから間違いないだろうと、、、

いや、黒木華ちゃんは悪くない。

これはちょっと。。話が悪いのか、演出が悪いのか。。

なんとも言えない作品でした。

最初の方で想像したストーリーそのままだった。

これでGO出したのが驚き。

 

吉田鋼太郎パワハラ聞いてるだけで気分が悪くなる。

こういうこと言う人いる。

演技がうますぎるのだろうか。自然すぎて怖い。

そして福士くんの演技が浮いている。

福士くんのこの個性、どうすればいいんだろうね。(なに目線?)

主役は工藤阿須加、この人よく顔を見るのに、名前を初めて知った。

最近の子たちはみんな名前が個性的で覚えられる気がしない。

 

記録は以上。

今日の映画「ブランク13」

今日はコンテンポラリーダンスを観てきました。

全然わからなかった。。

観ている間、観たいと思っていた服飾美術館のエクスポジションがいつまでか気になっていた。

帰ってすぐに調べたら、先週前半が終了

展示物の大部分を入れ替えて4月から後半とのこと。

ショック〜。

先週気づいていれば!あぁぁー。。

やろうと思ったことはすぐにやるべし。

そのほうがストレスが減るのに、なかなかやらないのね。。

 

帰ってサラダを食べながら観る映画を探す。

なんとなく選んだのは斎藤工初監督作品「blank13

タバコを買いに出かけたきり失踪していた父が癌で亡くなるという話。

 

blank13

 

高橋一生が主演。

癌闘病中なので、癌で亡くなるネタはちょっと、、、

と思ったけど観る。

 

はじめは斎藤工が監督とは知らず、

成田凌と間違えていた!!

「逃亡医」と一緒じゃない?(違う)

中年あるある。

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成田凌

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斎藤工

 

メガネと髪が一緒。

いや、流石に違いはわかりますよ!

ぼやっと観てただけ!

 

ひねりのないストーリーだけど、

どこか人を惹きつける視点が全体の雰囲気を作っていて

お葬式で故人を語り出すところから、あれ?コメディーなの?ってなって

コメディかと思えば本気で、こもごも楽しめました。

 

役者がよいし、監督もいいのだろう。

あまり知らないけど。

 

なぜこの映画にしたかというと、

「天ぷら(私をくいとめて)」(2020)観たので

勝手にふるえてろ」(2017)をもう一度観たのね、一昨日。

 

勝手にふるえてろ

 

松岡茉優が出てるやつは外れないのでは、と思って選んだんだった。

って今書きながら思い出した。

 

昨日は「フォルトゥナの瞳」(2019)を見た。

 

フォルトゥナの瞳

 

神木くんが出てるやつは外れないのでは、と思って選んだが、、、

好みもありますのでね。

ないわーって映画でした。

私の中ではエアロスミスが歌ってました。

(泣いてた人が言うけど)

Aerosmith - I Don't Wanna Miss a Thing 見れないのかな?

 

そんな感じで展示会に行きそびれた話。

ではなくて

「これを観て、人に会いにいくきっかけになれば」と

斎藤工が言っていた。

 

死ぬかもってなると会いたくなるものだ。

私が死ぬかも真っ最中の時は丁度コロナ禍で

かろうじて母が来てくれたけれど

会いたい人には会えなかった。

 

会いたい人に会いに行こう。

いつか、って思ってたら、それきりになることもあるかもしれない。

 

 

 

 

謎の校則「寝ぐせ禁止」

そういや、最近やっとi phone12を使えるようにした。

あっという間にスライドで開けるのに慣れて

古いやつまで同じようにするんだからすごいよね。

あれ?あれ?開かないってなる。。

 

というか、12月に買ったのに、もう年を越し3月です。

apple id をつきとめる長い行程だった。

こんなところにクレジットカード登録してるなんて狂気だわ。

と、早速データを消した。

 

あ、何書くんだったか忘れそうになった。

i phoneはどうでもいいの。

そうそう、この記事を読んで。


「うなじに興奮するから」はダメでしょうね。

これがニュースになるのもどうかと思うけど。

先生、始末書くらいで済んだのかなぁ。

 

高校は髪型自由だったな。

パーマはオッケーだけどカラーはダメだったのかな。

ポニーテールの高校生、いいですね。

なぜか昔の広瀬アリスが思い浮かびます。似合う。(イメージ)

 

正月に古い友人たちと再会した時、

ちょうど子供達が中学生となるお年頃で

中学の校則が話題となり、盛り上がった。

 

笑ったのが「寝ぐせ禁止」

寝ぐせチェックの日があるんだってー。

私の世代は前髪の長さとか、スカートの長さ、爪チェックとかあったけど

寝ぐせ!!!笑

どの辺がダメでどの辺がオッケーラインなのか気になる。

これはハネすぎです!とか言われちゃうのかな。

 

「外に出るときは寝ぐせを直しましょう。

 そのほうが清潔感のある人に見られます。

 喋ることにも真実味が出ます」

とまで?教えてくれる学校、先生の仕事が増えるわけです。

 

そして中学卒業して30年!ながっ!はやっ!

初めて知ったんだけど

髪をひとつに結ぶのがダメだったの、私の中学だけだった。

肩より長い髪はふたつに結ぶかおさげ、という校則があった。

今まで全く疑問に思ったことがなかったことにびっくり。

ひとつ結びでもよくないか?

なぜふたつでないといけなかったのだろう。。

 

謎すぎる校則。。

中学生のとき歴史の授業中、爪が長いって言われて

職員室に爪を切りに行った思い出。

わざわざ授業中に。

階段の踊り場に鏡があって、

木工用バサミで前髪切らされたなぁ。

不思議と こんなことばっかり覚えている、30年以上前の中学時代。

 

 

また一日ドラマ見てしまった…

1日、なんとなくドラマ全話見てしまった。。5話で終わってよかった。

なんという話だ、、、私にはちっとも良さがわからなかった。

わからないのに連続5話、最後まで見せてしまうとは

さすが、傑作長編サスペンスだ。

WOWOWも油断できない。

 

あり得ない!

時間を返せ〜!!

誰だこんな話を書いたのは?!

 

と、原作者調べてみたら

今日突然、数年ぶりにメッセージを送ってきた知人と同姓同名。

すごい偶然じゃないですか!

もちろんこの作家の方は知っていた。同じ名前だなぁと。

でも読んだことはなかった。

 

感想を検索すると

ドラマはかなり原作に忠実らしい。

これで感動大作になるのだろうか。。謎。

むしろちょっと読んでみたくもなった。

 

万引きじゃないんだからさー、殺人が軽すぎ。

いや、万引きだってよくないが。

「殺人する人、許せないんだ」

そりゃそうだろう。そりゃそうでしょう。

最後のオチまで軽くて、びっくりした。

 

不良の先輩、Travis Japanの方らしい。

昭和の不良から、まるくなってお父さんになるまでがよく似合ってる。

役者合ってるんじゃないのかな。

 

 

知らぬ間に日は暮れ、炒飯でも作ろうか

一日ぐうたらしてたから食べなくていいかと悩んでいる。

5話の合間に病院には行っただけ。。

ドラマに文句言ってないで、今を生きないとね。

 

今日も頭が痛い。

お酒なんて一滴も飲んでないのに二日酔いみたいな感じ。

ちゃーはん、、、作るか、面倒か、、、。

 

 

映画「私をくいとめて」

また孤独になったので、ドラマや映画を観ている。

生産的なことをすればいいのだが、気が進まない。

 

微妙に具合が悪いのだ。

今日うまい表現を思いついた。

頭蓋骨の中で脳が揺れている感じ。

今まで「目眩」っていうのとは違うんだよなぁと思っていたので

しっくりくる説明を思いついて、もやもやが晴れた。

 

想像したら、

脳がどろどろ腐敗しているイメージが浮かんで、考えるのをやめた。

バカンス中に息子とアニメのジョジョを毎日見ていたせいに違いない。

 

さてさて、今日観た映画「私をくいとめて」

私をくいとめて

フランスで公開していて、フランス人に勧められたのだが

タイトルは「TEMPURA」(天ぷら)

どうかしている。

 

HANABI 邦楽週間7夜連続、というので2作映画館で観た。

深田晃司監督作品「本気のしるし」

三島有紀子監督作品「Red」



「TEMPURA」も7作中のひとつ。

 

先週、なんとなく図書館で映画「勝手にふるえてろ」を思い出し

綿矢りささんの原作本を借りたところ。

「私をくいとめて」と原作、監督、制作スタッフが同じらしい。

なんと偶然。

綿矢りささんの作品は「蹴りたい背中」以来読んでいない。

読むのが楽しみになった。

松岡茉優さんの演技がすごいと思ったけれど

のんさんにも共通する迫力があった。

 

主人公、大丈夫なんだろうかと私まで心配になるほどだったが

なんだかポップに描かれていた。

主題歌の「君は天然色」がいい。

youtubeでオススメされるんで、よく一緒に歌ってたんだよね。

歌いたくなる歌詞なのだ。



A、ビューネくんじゃんと思ったけれど

中村倫也はビューネくんじゃなかった。笑

私も中村倫也のビューネくんが欲しい(違う)

 

というか「崖っぷちロマンス」っで軽く宣伝してるけど

それでいいんだろうか。

もっと大変な状況だと思うんだけど。

 

高橋愛と空気が微妙になるシーン。

綺麗な話で終わったが、この精神状態だと

実際あれでは終わらないだろうな。

その辺甘く描いてるのはわざとなのかな。

まぁ、色々と考えさせられる映画でした。

 

 

少し前に勧められて観た「あのこは貴族」も

偶然、邦画週間に選ばれていた作品のひとつだった。

こういうのって不思議と引き合うものだなぁ。

 

 

ついでに記録で、森絵都みかづき」を読んだので、ドラマも見た。

ながーい小説をドラマ版に短くしているのが、なかなかうまい。

以前2話くらいまで見ていたため

小説読みながら頭の中で動いているのは常に高橋一生永作博美だった。

久しぶりにこんな長い小説読んだ。

よく読めた!

森絵都さんの文章は本当に好き。

だけど、この小説は時代を意識した言葉選びをしていて、

よくもあるし気になりもするところだった。

ドラマの単純化に救われる部分もあるかも。

ドラマの方がみんな幸せそうで、気持ちよく見られる。

 

衛生観念の違い

外国暮らしでつくづく感じる、文化の違い、衛生観念の違い。

 

ちょっとやそっとのことでは驚かなくなってきたのだが、

今日はどうにも誰かに言わねば気がすまない。

それほどの衝撃。

しかし言う人がいない。

珍しく息子が帰ってきているのだけれど

言ったらもうシャワー使わないって言いそうなので言えない。

 

うちには市の支援で週に一回お掃除の人が来る。

今まで5、6人の人が来たけれど、みんな恐ろしく雑で適当だ。

30分以内にキッチン周り、バスルーム、掃除機かけ、床水拭き

部屋の掃除、全てが終わる。

食器なんて大抵汚れが残っている。

髪の毛だって落ちてる。

 

きっとクライアントは動けない老人のお宅ばかりなのだろう。

これでいいなら、私でもできる。

日本人のお宅には行きたくない。

きっとクレームの嵐となるに違いない。

 

人が変わるたびに

靴を脱いでもらうことから辛抱強く説明した。

生活文化が違うのだ、仕方がない。悪気はないのだ。

 

掃除用のスポンジと食器洗い用の違い

タオルと掃除用ふきん、雑巾の違い

 

キッチンの足マットの上に食器を置かないでほしい

使った雑巾を洗濯物カゴに混ぜないで欲しい

など…

 

もちろん言ったことしかやってくれない。

頼むことと諦めること

だいたいのことが私の中で決まった。

 

しかし、今日、シャワーの角に黒ずみができているのを

掃除しようと思いつつやっていないのが気になって

お掃除の人に頼んだの。

 

ちょっと様子を見に言ったらば、、、なんと!!

 

彼女はトイレの中を洗うブラシで

ゴシゴシとシャワーボックスの掃除をしていた。。。

 

「それはトイレ用よ!やめて!(ひぇ〜〜〜!!!!)」

「知ってるわよ。

 除菌洗剤をつけてるから大丈夫」と彼女は譲らず

トイレブラシでシャワー周りをゴシゴシ続ける。

 

「いや、無理無理。ありえない」

ゴシゴシ。

「除菌してるんだから大丈夫に決まってるでしょ」

ゴシゴシ。

 

もうだめだ。

諦めた。

 

彼女が帰った後、ものすごい勢いで洗剤をつけて洗った。

ゴシゴシ。

最初から自分でやればよかったんじゃ。。

 

わざとなの?

仕事を振られないように、わざとやってるの?

だとしたら、すごい作戦なんだけど。。

 

衛生観念の違いに、もう驚くことはないと思っていたけど

まだまだだったわね。。

侮れないわね。。