最近見た映画・自分らしい生き方を探す
新型コロナウィルス対策のための外出制限は解除されましたが、具合が悪いので、引きこもり継続中。
仕事もできず寝込んでおり、痛みから気を紛らわせるため映画見てます。
けっこう前向きで爽やかな余韻を残す、いいチョイスでした!
「自分らしい生き方を探す」なんてまとめたら陳腐ですけど、ささやかな自分らしさを大切にしていくような感じ。
高良建吾さん主演映画「横道世之介」
主演 : 高良建吾、吉高由里子
ストーリー : 長崎から大学に行くために上京した横道世之介
お人好しの性格から流されるままサンバサークルに入ったり
世間知らずのお嬢さん、祥子に振り回されたり
光射す、でもどこかほんわか時間が間延びしているような大学時代のお話。
脇を豪華な実力派俳優さんたちが固めているので、楽しさと安心感があります。
友人の加藤が「あいつ(横道世之介)に大学時代に会ったってことだけで得してる」みたいなこと(ごめん適当、正確な台詞ではありません)を言うんだけど、この映画を通して世之介に会っただけで得した気分。
吉高由里子さん演じる祥子も可愛かった。
こちらまで一緒にいて楽しい気分になってくるような。
私もふたりのように、好奇心を持ってフラットに世の中を見て生きていきたいなと思いました。
サンバ踊ってるのもシュールでオススメ!
「サンバ!」って祥子が大ウケするところが大好き。
蒼井優さん主演「百万円と苦虫女」
監督 : タナダユキ
ストーリー : 短大卒業後、就職浪人となった鈴子はアルバイト生活を送るどこにでもいる女の子。
相手の嘘から前科者になってしまい、100万円を貯めるたび、知らない土地へ引っ越してひとりで生きていくことを決意。
いく先々でいろんな人に出会って自分だけの生き方を見つけてゆく旅物語。
監督のサナダユキさん30歳になったばかりの頃の作品です。すごい!
すべておいてのディテールの細やかさが女性監督ならではと感じました。
弟とのやりとりが良かったです。
いじめシーンはきつかった。逃げないで戦うことを選択した弟くんは立派だったけれど、逃げていいんだよと言いたくなりました。
どんどん執着をなくして、軽やかに生きていくことがテーマなのかなと思ったら、監督の意図は反対で「簡単にいろんなものを手放してきた」ことを念頭に置いて作られたそうで。
まぁ見たいように見ればいいと思います。
岩井俊二監督原作「リップヴァンウィンクルの花嫁」
監督 : 岩井俊二
主演 : 黒木華
派遣教員の皆川七海(黒木)はSNSで 知り合った鉄也と結婚するが、結婚式の代理出席をなんでも屋の安室(綾野)に依頼する。
新婚早々、鉄也の浮気が発覚すると、義母・カヤ子から逆に浮気の罪をかぶせられ、家を追い出される。
苦境に立たされた七海に安室は奇妙なバイトを次々斡旋。破天荒で自由な里中真白(Cocco)と住み込みのバイトを始める。
Coccoだったんですね。ましろは。今気づいた。よく役に合ってました。
七海と真白がじゃれ合うシーンはさすが岩井俊二監督という感じの、イノセントで儚い、綺麗なんだけど不安感が混在する美しい映像でした。
黒木華さんに出会って、黒木さんをイメージして執筆されたそうで、それは役柄にぴったりなはずです。
堤監督の「十二人の死にたい子供たち」
監督 : 堤幸彦
ストーリー : 廃病院に集まった12人の子供たち、彼らの目的は安楽死をすること。しかし、彼らが集まった地下の一室では、いるはずのない13人目の少年が先に眠りについていた。 自分たちの中に13人目を殺した犯人がいる可能性があり、このまま安楽死を実行すれば自分たち全員が犯人扱いされる恐れがある。このまま計画を実行すべきか、13人目の正体を解明すべきか。彼らはこの集いのルールである「全員一致」にのっとり、多数決をとりながら議論を進めていく。
これは普通でした。観たので記録。
堤監督だって知らなかった。
そしてなんとなく知ってるけど、誰も名前が出てこなかった俳優さんたち。。
杉咲花ちゃんさえ「見たことあるけど誰だっけ?」って思いながら見てた。怖い。
「キサラギ」みたいな密室劇方向にして、もうちょっと面白くなったんじゃないの〜と思った。
それにしても、自分がそういうタイプだからか、普通に生きてて悪くないのに他人の悪意によって理不尽な目に遭う話って好きじゃないなんですよね。本当に嫌な気持ちになる。
でも世の中ってそういうことは多いし、他人を陥れて当然と思っている人はたくさんいるんだと思う。
蒼井優さん演じる鈴子が同級生に豆腐を投げつけて啖呵を切るところはスッキリしました!
面白い映画がみたいな〜。
まだまだストックが必要そうです。(起きられない)
過去記事をなんとなく見てたら、子供が小さい時に書いた「お子さんと観るおすすめSF大作」という記事発見。大人も子供も楽しめるのでおうちステイタイムにお子さんと是非。
6年前のものですが、今も懐かしく楽しめると思います。
中学生になった息子と一緒に見るのはほとんどマーヴェル。
コロナ前に映画館で「1917」観たか。大きくなったね。
全編ワンカットだったの?!やばいな私、気付かなかった。